腸は双子の兄弟みたいなもん

最近体調があんまりよろしくありません。
なんとなく体が重い。なんとなく気分が乗らない。いつもよりパッとしない感じです。
この前病院の血液検査を見たら炎症値が上がっていました。
やはり、気分が良くないと体調も良くないんですね。

例えば次のような言葉があります。
「腹が立つ」
「Guts」根性、勇気(直訳:腸・はらわた)
「Avoir du cœur au ventre」勇気がある(直訳:お腹に心がある)
「Me revuelven las tripas」嫌悪感を覚える(直訳:腸がひっくり返る)
このように多くの言語で精神状態と胃腸が密接に関係していることを表しています。
また、医学では腸脳相関といって、腸内環境と脳の精神状態が互いに影響を与えるという概念があります。セロトニンなどの様々な脳内物質は主に腸内で生成されるため、腸の調子と精神状態はシンクロしています。
最近の自分の考え方としては、腸は自分の身体の一部と考えず、双子の兄弟くらいに思うようにしています。
我々のご先祖様は、口と腸と肛門しかないミミズのような生物だったそうです。そこに様々な臓器や骨格が加わり、現在の身体が形成されてったのです。
そう考えると、脳が本体で腸が補器類なのか、腸が本体で脳が補器類なのか、分からなくなってきます。
腸には脳に次いで二番目に多くの神経細胞があり、脳の関与無しに自律的に動作しています。
そのため、腸は第二の脳とも呼ばれています。
自律的に動いているという事は、
腸を別人として尊重してあげる方が良いんじゃないかと思っています。
なんとなくやる気が無い時は、腸が不機嫌なとき。
絶好調なときは、腸も機嫌が良い。
少しでも普段と違う感じがあったら腸に耳を傾けて意見を尊重する。
体調に現れるほどではなくても、気分が乗らない時があると思いますが、そういった時も、
無理せずワークアウトを切り上げるし、仕事もサボる。そして、身体を暖かくしてゆっくりと休む。
これが大事なんじゃないかと思っています。
身体を壊してから立ち直るには時間がかかるけれど、少し崩れた段階(いわゆる未病)から立ち直るのは簡単です。総合的に見て初手を早く打った方が全体のパフォーマンスが高いと思います。
改めて痛感した事としては、身体が元気じゃないとやる気も起きない。やるべきことができない。
身体が整っていない限り、心も整っていません。これは逆も然りです。
その相関性を、心技体という言葉が符合していると実感しています。
これらの関係性を理解することで、自分の身体や心をもっと深く観察できるようになりました。
正しい生活習慣と胃腸を大切にしながら、心と身体のバランスを保つ生活を心がけていきたいと思います。
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