足尾銅山の残置と簀子橋堆積場:山中に軽トラやブルドーザが!?
足尾銅山の残置と簀子橋堆積場を見に / TaK 🔰さんの備前楯山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
足尾の山中に不気味な色をした湖があります。
その湖は、まるで錆びた十円玉のような赤褐色をしています。

その湖の正体は「簀子橋堆積場」といい、足尾銅山跡から出ている汚染物を堆積させるために、1960年頃に作られた沈殿施設です。
施設周辺は立ち入り禁止となっていて、
その湖を拝むためには稜線を登って行く必要があります。
地図には無いルート
簀子橋堆積場を見るだけなら「金龍山」を登るルートが最短ですが、
今回、足尾銅山の残置も見たかったので、西の稜線を歩くことにしました。
今回の山行は一般登山道ではないため、ルートを考える際にヤマレコの足跡を参考にしました。

- 「古河足尾歴史館」の駐車場に停めて行動開始。
- 簀子橋堆積場の西の尾根を歩き、備前楯山まで向かう
- 舟石駐車場に下山し舗装路を歩いて駐車場に戻る
当初、周回しようと思っていましたが、
金龍山の北にガレた急斜面が見えたのでやめました。
行動開始
駐車場の斜面を駆け上がり、うっすらと見える踏み跡を辿って登って行きます。

最初は急斜面ですが、樹林帯に入ってしまえば少し緩やかになります。
うっすらと踏み跡があり、定期的に人が通っているようです。

稜線を辿って登って行きます。
マーキングがありましたが、今回の山行で見つけたのはこれを含めて2か所だけでした。

人工物が現れる
登ること1時間・上昇320mほどの所、
人工物が現れました。


篝造りの何かがここに建っていたようです。

対岸を見ると、禿げた平地が見えました。
地図上では1030のピーク。あそこにも何かありそうです。
(今回はすっかり忘れてスルーしてしまった)

伝説の赤い湖:簀子橋堆積場が見えた!
少し進んで稜線に出ると景色が開けました。
遠くに男体山、下に簀子橋堆積場が見えました。

これが噂の赤い湖です。
赤褐色の毒々しい色をしていますね。

足尾銅山の残置群を発見
さらに進んで行くと、バラックが現れました。
ぱっと見そんなに古くなさそうです。
一瞬、山小屋か何かと思いましたが、中にはワイヤーの巻き取りの動力装置がありました。

状態は非常に良く、整備すればまだ動きそうです。

ワイヤーを見ると今にも切れそうなのでそっと離れる…
これだけテンションが掛かっているワイヤーに跳ねられたらきっと胴体が真っ二つになるでしょう。

紅葉と錆びれた重機やロープウェイが良い感じのコントラストで、
ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

油断してたら靴に釘が刺さりました。ソールで止まってくれてよかった。



残置群から少し進むとトロッコの線路と小屋がありました。
遠くには軽トラックがあります。

小屋を覗いてみると、だるまストーブにスコップ・ハーネス・肥料が置いてありました。

殺虫スプレーを見ると、おそらく20~30年前くらいの物だろうなと思います。
植林活動の際に使用していた物置・休憩所なのでしょう。
おそらく、簀子橋堆積場付近からトロッコでここまで上がり、
この小屋を拠点に植林活動を行っていたのでしょう。
ダイハツ・ハイゼットS38Pを発見
この軽トラは「ダイハツ・ハイゼットS38P」だと思います。
360ccモデルで、1971年-1981年まで製造されていました。

↓ハイゼットS38Pの現役の写真はこちら。

先に進みます。
1114.6mの三角点を目指します。

写真ではよく分かりませんが、かなりの急登で斜度は35°くらいです。

1114.6mの三角点に到着。

奥水山という山名板がありました。

P1114.6を過ぎると雰囲気が変わる
この三角点を過ぎたあたりから少し植生が変わり、雰囲気ががらりと変わります。

この辺から熊の爪痕が刻まれた木をよく見るようになります。

少し進むと人工物が現れ、その傍らに焚火跡を見つけました。
まだ新しそうです。

今まで通ってきた稜線です。離れて見ると紅葉が綺麗です。

簀子橋堆積場も見えます。

ゴミ発見
備前楯山まであと数百mの所、タバコの吸い殻が4~5本と、弁当のプラスチック容器などが複数落ちていました。1つ2つゴミが落ちているくらいでは何も思わないですが、さすがに「ヘンゼルとグレーテル」ばりに落ちていたので気になりました。
ゴミの状態から察するに2週間以内の物でしょう。タバコの銘柄は2種類で片方はキャメルの細いやつ。
10月下旬頃に二人パーティーが落していったようです。

Leave no traceを守れない人がアウトドアをやってはいけません。
備前楯山
稜線をもう少し進み、奇妙な形をした木を過ぎた辺り、
いつの間にか備前楯山の登山道と合流しました。

↓画像中央の左下に人が見えます。

備前楯山に到着。

山頂は人がいっぱいだったので、舟石駐車場に降りてから少し休みました。

足尾の史跡を見ながら車まで戻りました。


子供向けの本などが置いてあるフリースペースのような所がありました。寄ってらっしゃい的なメッセージが書いてあります。(ちょっと怪しい)

金龍寺。簀子橋堆積場を見るだけならここから金龍山に登るのが最短です。

お疲れ山でした
お疲れ様でした。
今回は通洞駅付近から備前楯山まで歩いてきました。
赤い湖として有名な簀子橋堆積場を見る事ができ、道中には足尾銅山の構造物や古い機械の残置があり、とてもノスタルジックでワクワクした山行になりました。
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