紙地図とコンパスで現在地を知る方法
スマホのGPS機能は便利ですが、コンパスの重要性は依然として大きいでしょう。
電子デバイスは電池切れや不具合などを起こす可能性がありますが、コンパスはバッテリーを消費せず、半永久的に磁北を指してくれます。
この記事では、紙地図とコンパスで現在地を知る方法を実際にやってみます。
参考になれば幸いです。
紙地図とコンパスで現在地を知る方法
1.山頂などのランドマークを2か所見つける
まず、辺りを見渡して、地図上で示せるランドマークを最低2か所見つけます。
次の画像の正面には「吾妻山」が見えます。

左の方を見てみると、画像では良く見えませんが、
山頂に設置されたアンテナが特徴的な「茶臼山」があります。

これら2か所の方位をコンパスを使って調べます。
2.ランドマークの方位を取得する
ここで使用しているコンパスはスント MC-2です。
ミラーコンパス型で方位を調べやすく、地図上で作図することもできます。
斜度を測る機能もあります。

コンパスの形には、プレートコンパス・ミラーコンパス・レンザティックコンパスなどがありますが、「方位の取得」と「地図上の作図」が両方行えるミラーコンパスが優れていると個人的に思います。
吾妻山の方位を調べます。漢字の「山」の様にピークが3つありますが、
右のピークの茶色い電波反射塔に照準を合わせました。

ミラーの上部のフロントサイトを対象に合わせ、ミラー越しに見えている「赤い矢印」を中心線に合わせます。
コンパスの中心線を合わせる事が重要です。
これで照準はOK。
次に、カプセルを回してコンパスの針とカプセル内の赤い磁北線を合わせます。
上の画像が合わせてある状態です。
プレート上部の針が示す「351°」が「吾妻山」の方位です。

同じ要領で「茶臼山」の方位も特定します。

茶臼山は226°でした。

3.地図に線を引く
吾妻山:351°、茶臼山:226°と分かったので、地図上に線を引いていきます。
コンパスのカプセルを吾妻山の方位351°に合わせてから、地図上の磁北線とカプセル内の赤い磁北線を合わせます。

吾妻山から351°に伸びる線を引きます。
同じ要領で茶臼山の方も引きます。

4.特定
線が交わった所がおおよその現在地です。

…が、少しズレています。
実際の位置は●の所ですが、480mほど南を指してしまいました。
地図コンパスの精度はこんなもんです。地球の丸みや地磁気のズレも影響します。
さらに正確な位置を特定するには、地形図と実際の地形を見比べてすり合わせていく必要があります。
コンパスと地図読みスキルは遭難防止の鍵
コンパスを使用することにより、地図読みのスキルを向上させ、現在位置を正確に特定する能力を高めるのに役立ちます。コンパスは、GPSに頼らず地形と環境をより深く理解する手助けとなり、アウトドア活動の安全性を向上させます。したがって、スマホ等のGPSだけでなく、コンパスと地図読みのスキルを持つことは、重要な安全対策の一つとなります。
地図とコンパスを持って山に出かけましょう!
COMMENTS