赤城から草津までの車中泊旅
久しぶりに雪の山歩をしたくなりました。
持ち合わせている装備的にガチな雪山は無理なので、かんたんな赤城山に向かいました。
履いている靴は、ワークマンのアクティブハイクサミットハンターです。
関連記事:ワークマンの山用シューズ「アクティブハイクサミットハンター」を正直にレビュー
レビュー時は微妙な印象があったこの靴ですが、しばらく履き続けたら足になじんだのか、慣れてしまったのか普通に履けます。頑丈で防水性能もあり、ソールの性能も良いので悪くないかもしれません。値段を考えたらコスパ最強には違いない。
次の画像は小沼です。
分厚い氷に覆われていて湖の上を歩けるようになっています。
湖の上を歩くのはなんだか不思議な感覚です。
ここから長七郎山まで緩やかな登りになりますが、トレースがはっきりしていて、とても歩きやすい。
雪質はまるで砂のようで、ある程度グリップが効きます。
賽の河原
山頂手前の開けた所。誰かが作った雪だるまがありました。
巷ではバラクラバが流行っているという噂を聞いていましたが、バラクラバを着用しているのは私だけでした。ちょっと恥ずかしい。
軽アイゼンも持ってきていましたが、装着することなく、長七郎山に登れました。
アクティブハイクサミットハンターは雪でも優秀でした。
小沼から長七郎山への登山道は、緩やかで高低差が少ない割に、山頂からの眺望は素晴らしいので、手軽に雪山登山を楽しむことができます。ただ、東側が崖になっている所があるので滑落だけは注意。
木に雪が花のようについていてとてもキレイです。
駒ヶ岳と黒檜山へは行かず周回して車に戻りました。
小沼の駐車場と4号線
小沼の駐車場は圧雪になっており、周りには除雪された雪の土塁が出来ていました。
車がいっぱいだったので、端っこに停めようとしたら案の定スタック。車載スコップでタイヤ周りをかいて脱出しました。
そんなことをやっている目先で別の車もスタックしていたので脱出を手伝いました。
赤城山を後にして、4号線の長い下りを下っていると、対向側にハザードを出して停車している車が。
3人車外に出て途方に暮れている様子。
その車に何があったのか頭をよぎったその瞬間、私の車の向きがフッと10度ほど変わりグリップを喪失。
幸い姿勢を立て直しつつガリガリガリとABSフル稼働でなんとか減速できました。ジムニーの前後重量バランスに感謝。
日が差している所は完全にドライの路面だったので完全に油断していました。
友人と合流
ひやひやする場面がありましたが、渋川の乗馬クラブにいた友人と合流。
ここの乗馬クラブはリーズナブルに乗馬を楽しめるらしい。機会があれば今度体験してみたい。
ラーメンキット
利根川の河川敷で友人にラーメンを振舞いました。
ラーメンスープの材料(3人前):
醤油・酒・ネギ(青)・ネギ(白)・鰹節粉・乾燥わかめ・ハイミー・ニンニク粉・砂糖・豆板醤・オイスターソース・ごま油・コショウ
作り方:
1.ネギ(白)のポリ袋の中に豆板醤小さじ2~3くらいとごま油少量を入れて揉みこむ
2.フライパンでネギ(青)をごま油で焦がす手前まで炒める。
3.フライパンに水900cc、醤油(大さじ3)、酒(大さじ3)、鰹節粉、乾燥わかめ、ハイミー、ニンニク粉、砂糖(大さじ1)、オイスターソース(大さじ1)を投入後、3分ほど沸かしてスープは完成。
4.指定通り茹でた麺とスープを器に盛り付け、1.のネギをトッピングし、コショウを適量振って完成
味にうるさい友人曰く「食えないことは無い」とのこと。
私は「美味い」と解釈しました。
猫の家
河川敷に簡易的な小屋のようなものがありました。
人が住むには小さすぎるのでよく見たら、中から住民と思しきキジトラ猫が出てきました。
ラーメンを食べていると、どこからか車がやってきて、運転手が猫の小屋に餌を置いて行きました。話を聞くと色々な事情があるようでした。連れ帰ったこともあったけれど、またここに戻ってきてしまうそうです。
仕方ないので河川敷に落ちているもので小屋を作ってあげて、毎日餌やりに来てるんだとか。
草津への道中で車中泊
草津へ向かう道中には道の駅がたくさんありました。
「道の駅 あがつま峡」「道の駅 八ッ場ふるさと館」を過ぎると、正面にドーム状の岩が見えました。
自然の地形にしてはとても珍しいので、あれはなんだろうと思っていたら「八ッ場 湖の駅 丸岩」という湖の駅?の看板が出てきたので、あれは見た目通り「丸岩」という名前らしい。
草津の手前の道の駅で車中泊。
気温は-3℃でとても寒いので、豆炭あんかで暖を取ります。
このあんかはとても優秀で、豆炭一つで10時間くらい燃焼し続けます。
湯たんぽや白金カイロなどとは比にならないほどの発熱量で燃費も良い。
唯一の欠点は一酸化炭素を発生する点。
車中泊の際、豆炭あんかやバーナーなどの火器を使う事が多いので、一酸化炭素チェッカーを導入しました。
この数値のを見つつ換気度合いを調節しています。目に見えない物なので、どの程度換気をすればいいのか分からなかったけれど、この装置のおかげで勝手が分かるようになりました。
CO濃度が50ppm以上が約1時間続くと「ピーピーピー」とかなりの音量で警告音が鳴ります。音量的にはスマホの目覚ましくらい。
ちなみに一酸化炭素を吸引するとどうなるのか、
付属の「一酸化炭素の濃度別影響」によると次のように書いてあります。
35ppm:長期にわたる吸引の最大許容レベル明らかな中毒症状はなし
50ppm:8時間程度なの吸引ならほぼ症状なし。子供や持病のある方は要注意
100ppm:倦怠感、息苦しさ、集中力低下の可能性
200ppm:2~4時間で頭痛、めまい、吐き気
400ppm:1~2時間で頭痛、めまい、吐き気、手足のしびれ
800ppm:45分で頭痛、めまい、吐き気、けいれん。2時間で意識消失、生命の危機
1600ppm:20分で頭痛、めまい、吐き気、けいれん。2時間以内で致死的障害
50ppmと早い段階で警告音を発してくれるので安心ですね。
電池の寿命は2年程度。センサー寿命は4年程度だそうです。
値段もリーズナブルなのでお守りとして一つ持っていても良いと思います。
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夕食は煮込みうどん
材料:
うどん・鰹節粉・煮干粉・ハイミー・乾燥わかめ・味噌(小さじ1)・ネギ・シイタケ・豆腐・醤油(大さじ1)・酒(大さじ1)
作り方:
水300ccと材料を全部入れて沸騰してからさらに5分くらい煮込む
出発前の段階で、材料をポリ袋へ、調味料は小分けボトルに入れて、それらをジップロックにまとめてキット化することで、現場で何も考えずに10分で調理できます。
草津
朝食は初スキレットで。
重さは1kgくらいでずっしり重いけど、気兼ねなく粗雑に扱えるという所に魅かれて使ってみました。
千代の湯
草津の各所に共同浴場がたくさんあります。「千代の湯」はそのうちの一つです。
-3℃の中を散歩した後に入る温泉は最高に気持ちいい。湯温は45℃で温泉の臭いは薄め。草津温泉は酸性と言われますが、ここはアルカリ性だそうです。
水飲み場とトイレもあってとても快適な所です。
温泉に入った後は湯畑を散策。
草津の気温は日中でも-3℃でしたが、湯畑周辺は地熱によって路面凍結は全くありませんでした。
湯畑から立ち上る湯気はとても幻想的で、湧き上がる熱気が、大地の生命力を感じさせました。
手洗乃湯の看板によると、湯畑源泉はコロナウイルス不活性化の効果があるそうです。
グラフによると、わずか10秒で97.51%、1分で99.12%不活性化するそうです。
草津で一週間くらい湯治したい
今回は赤城に行ったついでに草津にも行ってみましたが、次は草津メインで一週間くらい湯治するのも良さそうです。充実した三連休になりました。
この記事を書いている現在の私は、湯あたりか風邪をひいたのか37.6℃の熱に見舞われています(笑)
前も温泉に入った後に体調を崩したことがあったので、あまり温泉が得意ではない身体なのかもしれません。調べてみると、温泉にも好転反応があるそうなので、この不調を乗り越えれば体が良くなるのかな。
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