ワークマンの山用シューズ「アクティブハイクサミットハンター」を正直にレビュー

小林 拓弥
活動データ

SNSなどで絶賛されているワークマンの山用シューズ「アクティブハイクサミットハンター」のレビュー!

アクティブハイクサミットハンターFC520

高耐久性と機能性を誇る高品質の山用シューズ

CORDURAを使用

店頭でこの靴を手に取ってみると、2,900円という安さの割に品質の高さに驚かされます。

  • 擦れや磨耗に対して非常に耐久性が高いCORDURAを使用
  • つま先部分は頑丈な素材でしっかりと保護
  • 靴底を指でなぞると、ビブラムソールのような優れたグリップ感
  • 防水フィルムにより、6cmまでの水深に対して耐え、水たまりなどにも強い

「アクティブハイク」と「アクティブハイクサミットハンター」の大きな違いについては、
ソールの質感と、防水性能だと思いました。
店頭で触ってみると分かりますが、サミットハンターの方が、ソールのグリップ感が明らかに強い。
また、防水性能についてもサミットハンターは6cmまでと明記されていますが、アクティブハイクの方は表示がありません。

山でテストして分かったこと

個人的には山用の靴としては合格だと思ったので、試し履きをして26.5cmを購入。
早速山でテストしてきました。

ソールのパターン

この靴を履いて群馬県桐生市の吾妻山を目指します。
吾妻山は山頂まで約1.5kmの短い距離ながら、岩場、階段、針葉樹林帯、尾根、舗装路などさまざまなサーフェイスが存在するため、靴のテストには理想的な場所です。

しっかりと靴紐を引き締めて行動開始。
何歩か歩いて気づきました。

「歩きづらい」

これが正直なファーストインプレッションです。

この靴は屈曲性に欠けており、歩く際に足の甲やくるぶしの辺りが良く擦れます。
また、靴底も平らなので、ペタペタとペンギンが歩くようなフィーリングで、足音も大きい。(いい靴は足音が小さいと個人的に思っている)

人の足は逆三角形のような形をしていますが、この靴はコストの兼ね合いなのかほとんどストレートな作りになっています。そのため、靴紐を締めても空洞が埋まらず、歩くたびに靴の中で足がブレてしまいます。

屈曲性
歩きやすいポイントは、足裏の曲がり方です。足の曲がる所は、親指の付け根から、小指の付け根を結ぶ線を軸に位置しています。靴の屈曲部をこの位置に合わせて設計し、スムーズな歩行をサポートします。また、しっかりと踏み返しをしながら歩行する事で、足裏が刺激され、アーチの形成を促します。歩行時における足のストレスも軽減します。

https://www.moonstar.co.jp/whatshoes/function/func_cr01.html

初見でかなり戸惑いましたが、この靴の良いところを探しながら歩きます。

吾妻公園から吾妻山を目指す

ソールのグリップ性能は高く、こういった岩場ではしっかりとグリップしてくれます。
靴底が硬いので、ゴツゴツしたところでも底突きが少ないですが、クッション性はありません。

ゴツゴツと岩が露出した登り

針葉樹林帯に入りました。
下草は無く、多くの登山者によって踏み固められた比較的平らなサーフェイスです。

踏み固められた針葉樹林帯

こういったところでは屈曲性の無さとガバガバさが気になります。
ちょっと走ってみましたが、やはり足の甲やくるぶし辺りが擦れる感じがあります。人によっては靴擦れが起きるかもしれません。

歩き始めから少し経つと徐々に靴がほぐれてきたのか、少し屈曲性とフィット感が出てきました。
最初は正直”良くない靴”だと思いましたが、この辺で”履けないことは無い靴”になりました。

岩場のグリップ性能はビブラムソール並み。靴底が硬いので岩場は意外と楽です。
つま先も硬い素材で守られているので安心感があります。

山頂に到着しました。

吾妻山からの景色:遠くに東京のビル群が見えた

耐久性やグリップはとても良いがフィッティングに難あり

というわけで「アクティブハイクサミットハンター」で吾妻山を登頂しました。

吾妻山山頂とアクティブハイクサミットハンター
ドローコードで簡単

最初は「これは失敗か」と思いましたが、履いているうちに足に馴染んできて、だいぶ良い感じになりました。しかしそれでも擦れる部分があるので構造上の問題のようです。

耐久性は十分で防水性や岩場のグリップも良いので、キャンプなどあまり”アクティブ”ではないアウトドアでは十分使える良い靴だと思います。

まとめ

「アクティブハイクサミットハンター」の
良いところ:

  • 2900円と激安
  • CORDURA素材使用で耐久性が高い
  • 全体的に頑丈で、つま先が硬い素材で保護されている
  • ソールのグリップがかなり良い
  • 6cmまで防水
  • 靴紐がドローコードで簡単

悪いところ:

  • 屈曲性が無い
  • 靴紐を締めても遊びが大きい
  • クッション性がほぼ無い
  • 蒸れやすい

この靴をより快適に履きたい場合は:

  • クッション性の高いソールに変更
  • 靴下を2枚履きするか、登山用の厚い靴下を履くことでスペースを埋める

全体的に性能は高水準ですが、フィッティングと使用感に難がある印象があります。キャンプなど、靴を激しく使用しないアウトドア活動では、この靴は比較的安価でありながらも耐久性が高く、適しているかもしれません。

追記:しばらく日常使いで履いていたら足に馴染んできて意外と悪くない印象になりました。
雪の赤城山(長七郎山)にも登ってきました。→赤城から草津までの車中泊旅

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中の人

小林 拓弥
Instagram:tak.uyakobayashi  YAMAPヤマレコ

クローン病を乗り越えトレランや登山に挑む!健康を追求しながらアウトドアを楽しみたい!

・2014年 クローン病発症
・2022年6月 再燃
・2022年8月 ブログ開設。走り始める
・2023年5月 初めてのトレラン大会

興味関心:キャンプ/登山/トレラン/合気道
月間走行距離:150kmくらい

リザルト:
『上州八王子丘陵ファントレイル2023』58位(ハーフ男子39歳以下)
『古峰ヶ原高原トレイルラン2023』133位(ショート男子)

中の人について詳しく

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