男体山で真剣白刃取り

- タイム
- 5:01
- 距離
- 7.9km
- 上昇量
- 1241m
男体山 / TaK 🔰さんの男体山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
男体山、勝道上人によって開かれた信仰の山
「男体山」とは栃木県日光市にある標高2,486mの火山で、
中禅寺湖のほとりに立派にそびえる美しい山です。

この山域は、782年に勝道上人によって開かれた山岳信仰の聖地とされ、
かつては「二荒山」「日光山」と呼ばれていました。
現在の「日光」という地名は「二荒」から来ており、
「二荒」→「ニコウ」→「日光」となったとされています。
二荒山の意味
「二」男体山と女峰山を指しているとされる
「荒」神霊への畏怖の感情
「荒ぶる神霊の鎮まる男体山・女峰山」という意味があるとされています。
男体山の由来
前述の通り、この山域は二荒山と呼ばれており、南から見ると、男体山に寄り添うように女峰山が見えます。
主峰である大きい山を「男体山」と呼び、もう片方は対として「女峰山」と呼ばれるようになったと考えられています。


北にある「太郎山」は男体山と女峰山の間で生まれた長男とみなされており、それらは「日光三山」と呼ばれています。さらに夫婦の間には「大真名子山」「小真名子山」も生まれています。
二荒山神社で入山料を納め、いざ男体山へ!
二荒山神社で登山届と一緒に1,000円の初穂料を納め、お守りを受け取って登ります。
登山可能な期間は4月25日~11月11日だそうです。

今回の行程は二荒山神社~男体山のピストンです。
コースタイムは6時間、距離7.9km、累積標高1,250m
男体山は「富士山よりキツい」という感想をよく聞きますが、累積標高を見る限りゆっくり行けば大丈夫だと思いました。

最初は階段がありますが、すぐに不整地に入ります。

アスファルトで舗装された林道を進み、

またトレイルへ。

道はこんな感じで岩がゴロゴロしています。これでも黒檜山よりは歩きやすいです。

だいぶ標高を上げてきました。中禅寺湖が遠くに見えます。

この日の気温は23℃くらい。運動するにはちょうどいい涼しい気温でした。
すれ違う人を待っている時、足元でカニクリームコロッケのようなものが高速で横切りました。
最初はモグラかと思いましたが、目がぱっちりしていたので、天然記念物のヤマネだったようです。

雲より高いところまで来ました。

9合目…あと少し!

山頂が近づくと植物が減り、火山らしい赤っぽい砂のような土質に変わっていきました。

中禅寺湖と戦場ヶ原が見えます。

二荒山神社奥宮。ここまでの自分の行動時間は2時間35分。

二荒山大神

男体山と女峰山の長男:太郎山神社

雲と同じ高さです。手を伸ばせば届きそうなくらい雲が近いです。
雲に飲まれるとミストが舞っていてひんやり気持ちいい。

まるで映画「君の名は。」の隕石が落ちた後の糸守町のようです。本当に美しい景色です。
関連記事:中禅寺湖を一周してきた

男体山頂!2486m

神鏡。

岩に刺さる聖剣。草薙剣かな。

真剣白刃取り!私のレベルになれば剣が止まって見えます。

山頂で景色を楽しみながら30分ほど休憩して下山開始。
登りの時に6合目くらいのところで真っ青というより真っ白な顔をして座っている男性が居て、その時は大丈夫かなぁと思いながら通り過ぎたけれど、下山中に人だかりに遭遇し、その正体は救助隊に囲まれた彼でした。
4合目の林道には消防車・パトカー・救急車が待機していました。

たった一人の遭難者の為に、これだけ大ごとになるなんて、
体調管理と引き返す勇気は大事だと改めて思いました。
というわけで、自分はなんとか無事に帰ってこれました。

休憩込みで行動時間5時間でした。
お疲れ山でした。
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